一般的にチーズ染色加工はかせ染め加工と比較して一度に大量に加工できる反面、染め具合に内外差が生じてしまうデメリットがあります。
堀場染色では研究に研究を重ね、独自の加工ラインを構築することで、かせ染めの品質に近い形のチーズ染色加工を可能にしました。
通常のチーズ染色工程に一手間を追加し、芯なしで染色加工をおこない、色の内外差を確認しながら染色をおこなうことができます。
従来のチーズ染色加工の場合、染色に内外差があるため使用できない部分が発生しますが、当社加工品であれば全部使用できる状態での納品を実現しています。
綿、レーヨン、テンセルなどは、色柄物の製品の白化現象(摩擦によって色が白っぽくなる現象-靴下などで多く見られる)がおこりやすく問題であったが、特殊な薬品を使用して繊維内部で架橋結合をさせて白化現象を抑える技術を確立。また、フィブリル化を抑える技術も確立。
扁平ウールとは、ウールを紡糸するときに特殊な方法で丸い断面をきしめんのような扁平な断面にし、光沢とストレッチ性を持たせシルクのような輝きとソフトな風合いを出す糸のことで、これは染色中に特異な動きをするため糸のチーズ染色は困難と言われたが、当社では特殊な方法で染色を可能にした。
アラミッド繊維は、染色が困難とされていたが、染色技術を駆使してケブラー(東レデュポン)の染色を一部可能にした。(白および青系の色は現時点ではまだ不可能)
東レの芯鞘構造を持つ特殊糸、セボナサムロンの中空加工技術(中空率45%)と高堅牢度染色を可能とした。
低融点糸とは60℃から硬化が始まる特殊糸のこと。
ポリ乳酸エステルとは、自然にかえると言われるエコ繊維のこと。
現在、新世代の繊維として注目を浴びているテンセルは、水に濡れるとシルクと同じようにフィブリル化(*)する大きな欠点を有している。
※フィブリル化・・・分繊化。摩擦によって繊維の中のフィブリルが表面に現れて毛羽立ち、ささくれる現象。
無処理テンセル
5回洗濯後
テンセル繊維をあらかじめ充分にモミ加工し、フィブリル化現象を出来るだけ起こさせ、発生したフィブリルをバイオ処理によって除去しておけば、最終編織物製品の洗濯時のフィブリル化が押さえられる。
また、特殊薬剤加工を行うことによりフィブリル化を防止する技術も確立した。
モミ・バイオ加工→5回洗濯後
特殊薬剤加工→5回洗濯後
超軽量で保湿性・ストレッチ性のあるナイロン中空糸と、高強度で高弾性、耐熱性のあるアラミド繊維を染色したカラーアラミド糸を使用して、新規に難燃織物を開発しました。
中空加工前
中空加工後
東レ株式会社の芯鞘繊維に特殊な中空加工技術を施し、従来十数%が限界とされた中空率を約45%に高めた繊維素材に加工!
繊維1kg → 加工 → 繊維550g
【堀場染色(有)独自技術】*アラミド糸(ケブラー:東レ・デュポン(株))の染色
特殊な撚糸・製織技術等を用いて交織を実現 【特許出願中】
高温高圧染色機 | 500kg |
1台 |
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250kg |
1台 | |
200kg |
1台 | |
150kg |
1台 | |
100kg |
1台 | |
80kg |
1台 | |
50Kg |
2台 | |
30kg |
1台 | |
15kg |
1台 | |
見本機 | 1kg |
3台 |
2kg |
1台 | |
5kg |
2台 | |
高温高圧乾燥機 | 500kg |
1台 |
ボイラ(2t) |
|
2台 |
遠心脱水機 | 30kg |
1台 |
CCMシステム |
|
2式 |
カラーキッチン |
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1式 |
ビーカー試験機 | 12ポット |
1台 |
10ポット |
2台 | |
事務用コンピュータ |
|
1式 |
温水回収システム |
|
1式 |
加圧浮上排水処理装置 |
|
1式 |
フィルタープレス |
|
1式 |
軟水装置・砂取り機 |
|
1式 |
小ロット・短納期のご要望にも柔軟に対応。
糸の染色に関することならまずはお気軽にご相談ください。
平日 8:30~16:00